【飼い方】文鳥の風切り羽、切る?切らない?

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風切り羽ってなに??

鳥類には「風切り羽」と言って、飛ぶために重要な大きな羽があります。昔の飼育本ではこの羽を切るように指示したり古くからある小鳥販売店では既に切って販売している場合もあります。とはいえ、現代では切らない派の方が多数を占めているかなと思います。(※あくまで筆者の感覚です)

・切った方がいいと聞いたことがある

・切るか迷っているという方

以下にクリッピングのメリットデメリットをまとめてみたのでぜひ読んでみて下さい。

クリッピングと風切り羽とは


クリッピングとは、風切羽の一部をカットすることを言い、ペットの小鳥の飛行能力を低下させることを目的として行われます。

羽の一部をカットするので、それ自体に文鳥が痛みを感じることはありません。

ですが、信頼のない人に掴まれて羽をカットされると言うのは恐怖心を与えてしまう可能性が大いにあります。カットして以降てのひらに乗ってくれない、なども充分に考えられることです。

 



風切り羽を切るとどうなる?【デメリット】

 



運動不足により健康を損なう可能性がある

まず、成鳥になってから切ることはあまりお勧めしません。いままで跳べていたのに急に跳べなくなったことへのストレスは計り知れません。人間でいうと、急にうまく歩けなくなったという感じでしょうか。

また、着地のときにバランスが取れなかったり普通より体重がかかるので足を痛めてしまいます。
飛ばなくなることで胸の筋力が失われ体温保持に問題が生じる可能性があります。


体を冷やすことは臓器の機能低下や病原体に対する抵抗力の喪失に直結してしまいます。

小鳥の専門病院である「横浜小鳥の病院」の院長海老沢先生もツイッターでこのように言及されていました。

ストレスがたまる


体の大きなオウムなどでも風切り羽をカットすることはありますが、文鳥などのフィンチ類は大きなオウムに比べて飛ぶ量が格段に多いのです。
野生下のオウムやインコは木の上歩いて移動することも多く飛ぶのは長距離移動だけ。それに比べてフィンチ類は3歩ほどぴょんぴょんと歩くくらいで少しの移動でもパタパタと飛んでいきます。
したがって、フィンチから飛行能力を奪うのはかなりのストレスになってしまいます。


飼育下の文鳥も、毎日放鳥をしなくてはいけないことからもわかるように飛び回ることをとっても楽しみにしていますよね。

風切り羽を切るとどうなる?【メリット】

 



迷子防止

一番の理由は迷子防止です。放鳥中に窓が開いていたとしても飛行力がほとんどありませんので外に飛んでいくことが防げますし万が一外に出てしまっても追いかけて捕まえることができます。

大人しく、人に依存しやすくなる

これは捉え方によりますが、羽を切れば行動範囲が狭まるので人間に依存せざるを得なくなります。したがって、てのひらに乗っていくれる時間が長くなったり「人間と一緒に居ると良いことがある」と思ってくれる可能性はあります。


あまり人に懐かない種類の鳥や人馴れしていない子をしつけるためにクリッピングという手段を取るショップもあるようです。

またペットショップによっては、ちょっと大きくなってきた子が狭いケージで飛び回って怪我をしないように羽をカットしてしいるところもあります。

まとめ

上記にまとめたとおり、羽を切ってメリットがあるのは人間側ということがおわかりいただけたと思います。迷子になる確率を減らせるかもしれませんが放鳥する前に窓が閉まっているか飼い主が事前に確認すればいいことです。
できるだけ自然に近い形で文鳥にストレスを与えず生活させてあげたいですね。

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