飼い主が日常的にできる文鳥の体調チェック

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基本のくらし

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文鳥歴5年の私が、文鳥の飼い方や暮らしについて発信しています。

毎日できる文鳥の体調管理

文鳥をはじめとする小さな生き物は、自然界で弱い立場にあることから体調不良をギリギリまで隠します。本当はめちゃくちゃ具合が悪いくせに、飼い主が近くに来ると元気なふりをしたりご飯をついばむふりをしたり。

毎日の生活でお世話の時間を決めてルーティン化すると、朝ごはんの食いつきが悪い、フンの量が少ない、など異変に気付けることもあります。

文鳥の小さな異変に気付けるのは飼い主だけ

 



隠そうとする文鳥VS飼い主。少しでもいつもと様子が違うと感じたら、飼い主のその予感は信じていいと思います。念のため病院に連れて行き診察してもらいましょう。その早めの対応で、命が助かることも往々にしてあります。もし診察の結果何もなかったらそれはそれで安心なのですから。

くちばしと足の色をチェック

くちばしの色は濃い目のピンクが健康な印。

一番目チェックしやすいのはくちばし、アイリング、足の色です。この3箇所の色は毎日朝起きた時に顔を見れば確認できますのでチェックしてあげましょう。

貧血や肝臓が弱っているときはピンク色が薄くなり、足も白っぽく冷たくなります。この様子が見られたらちゃんとご飯を食べているか、フンは出ているか、羽を膨らませていないかなども合わせて確認しましょう。

※幼鳥や、換羽期はくちばしの色が少し薄くなります。換羽期は疲れやすくなる時期なので優しく見守ってあげましょう(写真右)

くちばしの色と文鳥の体調について、詳しくは下記の記事にて解説しています。

フンの色、量をチェック

朝のお掃除では上層のキッチンペーパーを交換するだけ

朝起きておやすみカバー(斜光カバー)を外したあとは、ササッと朝のケージ掃除とごはんまでをルーティンにすることをお勧めします。我が家の場合、ケージには底に新聞紙を敷き、その上から白いキッチンペーパーを敷いています。朝はこのキッチンペーパーを取り替える簡単な掃除のみ行います。この時フンの量や大きさを確認できます。そんなにまじまじとチェックしているわけではないのですが、毎日掃除していると、「いつもより多いな、少ないな」、と気づくことができます。

白いキッチンペーパーにしているのはフンの色がわかりやすいようにです。以前我が家の文鳥が重度な肝臓疾患を患った際、フンの周りが真っ黄色になりました(通常は白です)。色付きの紙だとフンに色がついていないか確認しづらくなるので、我が家ではこの病気以降白い紙を敷くようにしています。

完成!

ご飯の減り方をチェック

ご飯は1日に与える量を決めます。大体、体重の10分の1と言われています。我が家の文鳥は23gなのでこの数値からするとご飯の量は2.3gが適量、ということになるのですが食べこぼしたり散らしたりするので毎日4gと決めて与えています。

そして翌日の朝にご飯を交換するタイミングで残りの量を計り、昨日1日で食べた実質の量を確認します。もちろんお昼に粟穂を食べたり豆苗を食べたりする日もあるので毎日同じ量減っているわけではありませんが、ある程度の基準はわかるようになるため異変があれば気付けるようになります。

 



体重をチェック

最後は体重チェックです。体重は減っている場合だけでなく増えている場合にも注意が必要です。増えている場合は食べすぎて肥満になっている場合もありますが、急激な増加が見られる場合は発情して卵を産もうとしている(メスの場合)、肝臓が腫れて大きくなってきているなど重大な原因も考えられます。体重が急激に増えていたり減ったりしていて、おや?と思ったら一度診察に連れて行ってあげてくださいね。

まとめ

文鳥の小さな体調の変化に気付いてあげられるのは飼い主だけです。文鳥の体調が明らかに悪くなってから慌ててネットで病気の症例写真を探して見比べてしまいがちですが、やはり個体によって差があるものです。普段から様子を見てあげて、文鳥本人が隠しているうちから異変に気付いてあげましょう。

毎日話しかけ、可愛がっているあなたが一番の文鳥のお医者さんであり、保護者です。きっと体調の変化に気づけるはずですよ。

文鳥の飼い方、からだについてはこちらの本を1冊持っていれば大丈夫です。どうぞ参考にしてください。

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